「三井さん、社外の人ならわかりますが

社内の人に挨拶する価値って何ですか。」

これは、半年程前にご支援先の

支店長から言われた言葉です。

その支店は120名くらいのスタッフを

抱えている倉庫会社ですが

私が現場視察した時に

あまりにスタッフの覇気がなく

現場がどんよりとした空気に

包まれていたので

「改善活動を進める前に挨拶を

徹底できるようにしましょう。」

と提案した際に、言われました。

「はっ！」とさせられました。

それは、私も会社員時代に同じことを

感じていたからです。

・挨拶するのが面倒くさい。

・朝から元気に挨拶するなんて

なんだか恥ずかしい。

・「挨拶しろ！」という上司こそ

こっちを見て挨拶しろ。気分が悪い。

「身内に対しても挨拶しろ！」とは言われても

そのものの価値について

よくわかっていなければ意味がない。

そんなことを考えていたため

私もあまり積極的に挨拶する

ほうではありませんでした。

ただ、今は違います。

『挨拶は、その人の存在そのものを

認めるための手段』

そんな風に考えております。

誰しもが、組織の中で必要な存在だと

認めて欲しい。という欲求（＝承認欲求）が

あると思いますが

挨拶はそれを満たすための手段なんですね。

だからこそ、特に社内の人に対して

積極的に挨拶をする必要があり

口だけの『哀拶』ではなく、愛情も込めて

『愛拶』をすることが大事なんですね。

なんだか、新入社員向けの内容になって

おりますが、あまりにできていない会社が

多いのとお金をかけずに

すぐに取り組める活動なので

今一度、自社がどれだけ気持ちのいい挨拶が

交わされているか、判定してみても

いいかもしれませんね。