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【 ほ:本当に大事なことは目には見えないからね 】

本当は見えない

これは、サン=テグジュペリ作の

星の王子さま」の一節ですが

私はこの本が好きで、20年近くも

何度も読み返しています。

学生の頃に読んだ時は

全くピンときませんでした。

社会人になって

多くの人と触れ合うようになって

世の中のいろんな価値観に触れ

辛いことも経験し

自分の無力さを知る中で

少しずつ、言葉の深さを

理解していった感じです。

『本当に大事なこと。』

それは人それぞれだと

思いますが、今の私にとっては

『信頼』なのかなと思ってます。

ただ、感覚的は「この人は信頼できる」

「この人は信頼できない」

と判別することはできるのですが

では、どうすれば信頼が得られるのか

がよくわかっていなかったのですね。

で、最近になって思うことは、

「相手に対してかける時間の長さ」

が信頼を得ることに関係があるのでは

と感じてます。

学生だったら学校

社会人だったら会社

と他人と触れる機会はありますが

多くの場合は、与えられた責務を

全うすることが一番です。

それを乗り越えて、他人に対して

どれだけの時間を費やしたかが

信頼を得ることに繋がるのでは

ないかと。

・一緒の時間を過ごす時間

・相手のことを思う時間

・相手のために自分の時間を費やす時間

それが信頼を得ることだと。

コンサルティングや研修をやっていると

以前作成した資料を使いますことで

業務の効率化を図ることはできます。

ただ、それだと費やす時間が減ることに

つながりますが、どれだけ相手のことを

考えて作成したかを

見透かされてしまうんですよね。

結局、その場はしのげても

長い目で見たら信頼には繋がらない。

そんなことを感じてます。

ネットが発達し

時間を節約する術はたくさんありますが

その分、関係性は希薄になってきている

と思います。

多くの場合は、それでいいとは

思いますが、本当に大事な人に

どれだけ時間を費やせるか。

これを忘れてはいけません。

手前みそですが、

私が経営コンサルタントではなく

現場改善コンサルタントと銘打ち、

コンサルティング先の現場に必ず出て

社員の皆様と一緒の時間を過ごすのも

こういった考えがあるからです。