日常生活の中で「んっ?」と感じる瞬間ってありますよね。
微妙な違和感というか、ちょっとしっくりいかない感覚というか。
今回は、この感覚を仕事に持ち込んでみたらというお話です。
私の仕事はコンサルタントなので、いろんな方にインタビューする機会が多いのですが、
当然、事前に質問すべき内容をまとめてから望みます。
ただ、この質問の準備が大事で、必ず、「この方(もしくは役職)だったらこういうふうに回答するだろうな。」
という想定回答も自分勝手に用意しております。
そのためには、ある程度情報がないとイメージがわかないので、
所属会社や業界特性、組織図、取り扱いサービス、その人のことを知っている人からの情報や、
もしブログをやっているならその情報を事前に頭にいれておきます。
そうすると、お会いしてない方でもなんとなく「こういう人だろうな。」と想定することができ、
想定回答を作ることができます。(自分用に作っているので、頭の中だけでイメージすることも多いですが。)
で、本番に望んだ時に、想定回答通りに回答される場合と、当然、そうでない場合とあります。
私はそうでない場合を重視していて、
そこから「なんで、想定回答通りでないんだろう?事前の情報入手不足か、
自分の想像力が足りてないのか、お相手が本音で話してくれてないのか・・・」と考えることで、
「んっ?」と感じた感覚を解消するために、より深堀りした質問を行うようにしてます。
お相手の方もある程度情報を入れている方とそうでない方といた場合に、
全く何も仕入れていない人とでは、話してくれる情報のレベルが全然違ってきます。
要は単純に質問するだけではあまり意味がなくて、
事前に情報をできるだけ入手して、回答イメージを持ちながら目的をもって質問することにより、
真の課題にたどり着けることがありますよということです。
データ分析もそうですかね。
私の仕事ではデータ分析をすることが多いのですが、
エクセルの100万行では行数が足りないことが多いため、アクセスをよく使ってます。
特にアクセスを使う場合は、クエリという仕組みを利用するため、
ある程度の分析結果までの到達ロジックが必要なんですよね。
「んっ?」と感じる感覚こそが大事なので、そのまま放置しておくのではなく、
それを解消していくプロセスこそに問題解決の糸口があるのかもしれないですね。